これから赴任されるお客様へ
こちらのページでは”単身者の方” “家族帯同の方”など、北京へ赴任されるお客様へ不安を少しでも解消して頂けるよう、実際にお客様よりいただく「ご質問・気になる点」の一例をご紹介していきます。
日本での中国に対する報道は、批判的な報道が多いことでしょう。
しかし、日本を抜き経済大国世界2位となった中国は、日本にとっても切っても切り離せない関係であることは間違いありません。
日中関係は今後改善され、交流が盛んになるとは思いますが、これから北京に赴任されます方にとってはまだまだ不安は解消されません。どのような情報でもネットで検索が出来る時代とはありましたが、細かな情報までは検索が困難であるため、その不安を少しでも解消できるよう、「気になる点」を紹介していきたいと思います。
市内引っ越し
部屋探しは、弊社のような不動産仲介業者が対応いたしますが、赴任後の引っ越し作業について不安な方も少なくないでしょう。
北京市内の引っ越しについては、特別なケースを除いては、弊社にて無料対応しております。
引っ越し用の梱包材料を必要個数提供し、搬出・搬入までも手配します。梱包・開梱はご自身での作業となりますが、人手が足りない場合には家政婦の手配などもいたします。引越し当日は、信頼できる引越し業に同行し、現居住部屋の引き渡しから新居の引き渡し作業まで、全ての手続きに同席しサポートをいたします。
保証金は原則として全額返還されるのが商習慣となっていますので、日本のように引っ越し貧乏になるような事はございません。
PM2.5は大丈夫?
中国の大気汚染問題は世界的にも有名な話。
北京では、2016年の暖房提供時期より、本格的な環境対策が実行されました。これまでは、「指示のみ」で具体的な監督はしていませんでしたが、PM2.5を抑えるために、北京市周辺の工場を強制的に稼働停止や排煙対策をさせることにより、劇的な効果が見られています。
閉鎖に追いやられた工場も少なくはなく、物価が上昇したというマイナス点もありますが、空気清浄機やマスクの使用回数も減少し、誰もが驚くような結果が見られています。
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大気汚染対策は着実に成果が出ています。
大気汚染対策は着実に成果が出ています。
新築物件では、PM2.5対応の空気清浄システムを導入しはじめていますが、お客様からも空気清浄機の要望は減っています。
北京市の土地形状は盆地です。そのためどうしても空気が籠もりやすい。風が吹かない日はどうしてもガスが多くなりますが、それでも過去の大気汚染と比較したならば雲泥の差。
新型肺炎(COVID-19)によりマスクは手放せない状況ではありますが、大気汚染が大きく改善された事により、人々の精神的にも余裕が出てきたように感じます。
空気清浄機購入は加湿器付きか無しか
空気清浄機を日本或は中国現地で購入される方もいらっしゃいますが、加湿機能は付いていない空気清浄機で問題ないと考えます。
中国の水道水は硬水であり、カルシウム成分も多く含んでいます。加湿用の水に水道水を使用された場合には、短期間でフィルターが真っ白になってしまいます。小まめに掃除をしていれば問題ありませんが、定期的な掃除が苦手な方の場合には、想像以上に真っ白になります。この状態で加湿を続けると、それは決して健康的なものとは言えません。
第二次公害を避けるためには、加湿は加湿器単体で行い、加湿無しの空気清浄機を使用する事をお薦めします。また、空気清浄機は中国メーカーの技術も向上している事から、中国メーカー(小米 xiaomi)などでも十分な清浄効果が見られるため、日本メーカーに拘る必要性もないでしょう。
携帯端末購入及びSIMカード
中国で端末を購入される場合には、価格帯もRMB1,000~5,000程度の幅広い機種がございます。Androidはある程度のスペックであれば、日本語表記設定もあるため、中国語や英語が苦手な方でも安心してご利用いただけます。
SIMカード契約は、実名制度になっているためパスポート持参の上、通信局営業所にて手続きを行います。
契約プランは、最低70元/月~が平均価格となります。日本と比較すると、安いでしょう。
支払い方法は、チャージ式となり、銀行口座引き落としの場合には、別途銀行にて申請が必要となります。(許可が下りた場合のみ実行可能となります)
大連や青島などの地方都市での隔離明けに北京へ移動の際もSIMカードは必要となります。日本SIMでショートメッセージの受信やネット回線に接続が可能な場合には問題はございませんが、それが不可能な場合には中国のSIMが必要となります(健康観察アプリのログインに認証コードが必要となるため)
赴任先の職場でのサポートが困難な場合には、弊社が代理名義でSIMを契約し、隔離先へ郵送いたします。
北京着任後に、代理名義人⇒お客様ご自身名義への名義変更手続きをいたします。
VPNサービスは必要?
中国はグレート・ファイアウォールによりインターネット規制をかけています。そのため、Facebook、Google、Youtube、Twitter、LINEなど普段から外国人が利用するネットサービスが中国では利用規制されています。この規制(検閲)を掻い潜るためにはVPN「Virtual Private Networkの略」が必要となります。ここ最近は、UCSS VPNを契約される方も増えてるようです。VPNは、可能であれば二つ用意されておくことをお薦めします。「二つ契約するのはもったいない」と思われる方は、無料VPNを予備として準備しておくのもよいでしょう。
交通事情
タクシーの不便さから、白タクが出回っていましたが、アリババGROUPが「滴滴」サービスを展開し、アプリを使った白タク及びタクシーの予約サービスが破竹の勢いで庶民に広がりました。
中国語が話せないと、ドライバーとの場所確認ができないため、赴任間もない外国人にはハードルが高いサービスではありますが、タクシーの乗車拒否やタクシーが来ないなどの問題を解決したという貢献度は高いでしょう。
また、社会問題にはなってはいますが、共有自転車サービス(mobikeなど)は、近場の移動に大きく貢献しています。タクシーに乗るほどの距離ではなくても、道の広い北京では歩く距離も必然と長くなります。それを、同サービスが解決してくれた事は、庶民の生活を大きく変えました。
ただ、いずれのサービスもWeChat Payが必須となります。
銀行口座開設
中国の生活では、仮想貨幣(WeChat Pay or Alipay(アリペイ/支付宝))が必要不可欠です。仮想貨幣での支払いが出来ないと、生活が成り立たないと言っても過言ではありません。
その仮想貨幣を設定するには、銀行口座が必要となります。
現在は口座開設の規制強化がされ、必要書類も増え更に長期滞在ビザがない場合には口座開設が出来ないなど、不便になっています。
数ある銀行の中でも、工商銀行は規制が緩く、パスポートがあれば口座開設が可能な場合がありましたが、現在は口座開設やクレジットカード申請時に、マイナンバーの提供を求められるようになりました。マイナンバーが不明な場合には、保険証ナンバーなどが必要となるでしょう。
更に、免許証など顔写真が入った証明書を求められる場合がありますので、免許証原本は持参されたほうがよいでしょう。
【幼稚園】
日本人向け幼稚園は、北京では主に下記の2校となります。
北京青空幼稚園(なないろ幼稚園と合併)
http://joba-bjy.jolnet.com/
北京ベスキラ幼稚園ふたばクラス
https://bethkila-futaba.com/
それぞれの幼稚園で特徴があり、特徴を活かした教育・運営をしています。
詳細はそれぞれの幼稚園にお問い合わせください。
【飲用水】
北京の水道水は無色透明であるため、沸騰させれば飲用も可能となります。設置可能な場合には、ビルトイン浄水器(5層フィルター)を設置する事で、直接の飲水も可能となります。
18L飲用水では、日本人向けとして『自然調和水(ピンクのボトル)』が販売されていましたが、コロナの影響で閉店となりました。
浄水器であれば、最近は中国メーカーの「小米 Xiaomi」がお薦めです。フォルターは4本、浄水機能は申し分ありません。
浄水器にも大きく分けて2種類あります。
直飲では外のあるゴミや細菌などを濾過し、ミネラルなど電解物質を残す浄水器と、電解物質をも濾過してしまい、純浄水とする浄水器があります。
買い物
通信販売が普及しており、日用品から食材まで、幅広く取り扱っています。
代表的なサイトは、
京東:https://www.jd.com/
Tmall:https://www.tmall.com/
淘宝:https://www.taobao.com/
その他、現地の大手スーパーや電器店も通信販売をしており、選択肢は広がるばかりです。
スーパー業界へはアリババGROUPが参入し、盒馬鮮生https://www.freshhema.com/を展開しています。
配達時間も厳守し、食材も新鮮と評判です。
<海鮮類>
●魚清
主に日本食を扱っているお店。海鮮食品、調味料などの品揃えは抜群。
その場で海鮮丼など食事も可能。
北京市朝陽区麦子店西路3号新恒基国?大厦229室
TEL:010-64708842 13511026461
●イトーヨーカドー
北京にイトーヨーカドー(中国語:伊藤洋華堂)は現在は一店舗のみです。店舗所在地は、北四環路の「アジア村(中国語:亚运村)」に構えています。地下には生鮮食品を扱い、1F ~5Fは衣類や生活用品、輸入商品を多く揃え、多種多様なレストランも入店。タクシー移動でも訪れる日本人は少なくはないだろう。
場所:https://j.map.baidu.com/4a/zv4d
●イオン(AEON)
イオンは北京では1ヵ所のみ店舗を構えている。
◇イオンモール(豊台店):https://j.map.baidu.com/85/8VK
イオンモールは移動手段は地下鉄か車移動になり、北京の郊外に建っています。実店舗の運営はその大型スーパーも苦戦をしているのは事実。しかし、目で見て触れることを好む人もいるだろう。イオンでしか手に入らない物、品揃えもあるはずなので、訪れてみる価値はある。北京は上海のようには運営も上手くいかないのか…。
スーパーだけではなく、Mallとして需要にこたえていけるよう、イオンも努力を重ねている。
お役立ち情報は、弊社ウェブサイトでも紹介しています。
併せてご参考いただけますと幸いです!
https://shinseiki-bj.com/category/useful_information/
北京到着時に必要な携帯アプリ
北京ではWeChat(微信)とAlipay(支付宝)にあるミニプログラムの健康宝(Health Kit)を登録する必要があります。
2023年1月8日より、中国入国後の隔離処置は廃止となります。しかし、ホテルやマンションの入居時には、このHealth Kitのスキャンを求められる場合があります。
このミニプログラムもいずれは廃止となると思われますが、現段階では必要となりますので、中国の携帯番号を入手した段階で結構ですので、予め登録をしておくことをお薦めいたします。