ディベロッパー物件と個人オーナーの違い

中国での住宅探しの際に、よく聞く以下3種類の物件形態は以下の通り。
それぞれの形態で、何が異なるのかを説明いたします。

是非、ご参考ください。

◇ディベロッパー物件(サービスマンション)
◇個人オーナー物件
◇サブリース物件

【ディベロッパー物件(サービスマンション)】

マンションを所有・管理している会社との契約になります。
契約家賃の中には、付帯サービスの他メンテナンス費や原状復帰費用も含まれており、過失・故意による破損でない場合には、メンテナンス費を請求することはありません。
提供されるハウスキーパーから工事人員まで全てディベロッパー自社社員となります。
部屋の内装、家具。家電製品も統一されており、同じ間取りであれば階数が異なっても、仕様は「同じ」です。その為、部屋のトラブル(水漏れなど)により修復工事に時間がかかる場合には、仮部屋の提供調整がスムーズに行われます。
付帯設備(家具、家電など)の不具体でも、直ぐに対処する事が可能です。
更に、賃貸契約をする所属先の会社(法人)として最も安心なのは、契約解除後の保証金(敷金)の全額返還がスムーズに行われることでしょう。

【サブリース物件】

個人オーナー物件を中国ローカル会社が借り上げ、付帯サービスを追加し貸し出した物件です。
個人との契約と比べて、保証金返還や修理についてはある程度の保証はできます。サブリース会社によっては、独自にリフォームをし家具家電を設置するなど時代に合わせた方式が増えており、部屋の状態もよく好印象を持つことが多い。
但し、サブリース会社のフロントはないため、入居後の管理サポートを受ける事はないに等しく、サービス意識はそれほど高くないことから、弊社のような会社のサポートが必要となる。
保証金返還の確率は高くなるが、サブリース会社が倒産となる場合には退去を突然迫られることがあるでしょう。

【個人オーナー物件】

賃貸契約を結びたい部屋のオーナーが個人となります。
日本でもある形態ではありますが、中国の物件は日本と比べても故障が多く、予期せぬ事態が発生することも。
ディベロッパー物件と違い、管理会社はそのマンション全戸の家主が管理費を納め契約をしている管理会社。共有スペースの管理レベルも様々。
家屋内の仕様、家具、家電製品はオーナーにより全て異なります。その為、水漏れなどのトラブル発生時にその管理会社が対応できる範囲は限られています。
その為、直ぐに修理が出来ない場合には、家主やメーカーに連絡をし、修理費は家主と相談をするなど、復旧に時間がかかることも多々あります。
更に、修復工事のため避難を呼びなくされた場合の臨時部屋或はホテル宿泊費は、家主が負担することは99%ないといっても過言ではありません。
賃貸契約は所属先の会社が契約となる場合には、契約解除時の保証金返還がされるのか保証がないため、過去にトラブルを経験されている会社は、個人オーナーとの契約は「禁止」とされている会社も少なくはないでしょう。また、売却されてしまい新オーナーに部屋を追い出されてしまう場合もあります。
個性的な雰囲気や、よりローカル的な生活を満喫したい方には、個人オーナーがお勧めです。原状復帰やメンテナンス費用が家賃に含まれていないことから、契約家賃の相場は、ディベロッパー物件と比較をすると、安くなるでしょう。
海外生活での経験が豊富である場合には、それらのトラブルに対する免疫力も高いため、対応もしやすくなるでしょう。

ディベロッパー物件の領収書

領収書発行の発行者名義は、ディベロッパー名義。
増値税は物件により違いはあるが、5%或は9%。
家賃日割り計算での発行も可能。

個人オーナー物件の領収書

領収書発行の発行者名義は、物件所有者のオーナー名義。
サブリースでも大部分の契約で発行者は所有者名義。
家賃日割り計算での領収書発行は可能。
但し、税務局の政策変更により、日割り家賃での領収書発行が不可能となるリスクもある。